ESG initiatives Social ESGに関する取り組み(社会)

人財育成戦略

人財に対する考え方

人財に対する考え方

UURの資産運用会社であるMRAは、スポンサーである丸紅グループが、人こそ「財(たから)」であるという考えに基づき策定した「グループ人財戦略」に賛同し、社員一人ひとりが新たな価値創造を推進する『人財エコシステム』の形成を目指しています。

『人財エコシステム』とは、「マーケットバリューの高い人財」・「多様性」・「人が活き・繋がる風土」をキーワードとし、「マーケットバリューの高い人財」が価値創造を牽引し、人財の「多様性」を活かすことが価値創造力を高め、「人が活き・繋がる風土」が社内外の知を結集させ、オープンイノベーションを生み出していく体系です。

MRAでは、社員一人ひとりがプロフェッショナルとして高い専門性を持って仕事に取り組むことができるよう、それぞれの資質・能力を伸ばす従業員研修プログラムを提供しています。

また、丸紅グループから不動産投資・資産運用・財務等の幅広い経験と専門性を有する人材を出向者として迎えることにより、物件収益性の向上を追求した資産運用を目指しています。

丸紅グループの『人財エコシステム』の詳細については下記をご参照ください。

丸紅人財エコシステム
丸紅リートアドバイザーズ, 株式会社ディ・エフ・エフ

資格取得状況

資格取得状況

J-REITの運用では、金融と不動産の知識が高度に結合したノウハウが不可欠です。MRAはより高い成果を創出するために、各分野において高度な知識・経験を有する人材を確保しています。 具体的な取り組み・体制は下記の通りです。

  • 全従業員(契約社員等を含む)を対象に、必要と判断される資格に対して、その取得費用及び登録・維持費用について全額を負担する制度を用意しています。
  • UURの資産規模拡大に伴う業務量を勘案の上、採用計画を策定しています。
  • 増員や欠員補充の際は、外部からの採用と併せて、スポンサーである丸紅株式会社及びそのグループ会社より、不動産売買、賃貸管理、財務運営等の経験が豊富な人材の供給を受けています。
  • ローテーションの一環として丸紅のグループ各社と従業員の相互派遣をすることにより、MRAの潜在的な増員ニーズに対応できる人材を丸紅グループ内にプールしています。

保有資格の例

不動産、建築 会計、ファイナンス、その他
  • 宅地建物取引士
  • 不動産鑑定士
  • 一級建築士
  • 二級建築士
  • 建築積算士
  • 建築物環境衛生管理技術者
  • ビル経営管理士
  • 管理業務主任者
  • CASBEE不動産評価員
  • マンション管理⼠
  • 弁護士
  • 不動産証券化協会認定マスター
  • 注:2024年3月末時点

主要資格取得割合

  • 宅地建物取引士:40.0%
  • 不動産証券化協会認定マスター:16.5%
  • 注:2024年3月末時点の常勤役職員数に対する割合。
丸紅リートアドバイザーズ, 株式会社ディ・エフ・エフ

研修プログラム

研修プログラム

下表のとおり、MRAでは、全従業員(契約社員等を含む)を対象に、それぞれの職種・職責に応じて体系的に受講すべき様々なプログラムを用意しており、スキルアップやキャリアアップをサポートしています。

また、より専門的なスキルアッププログラムとして、外部専門家による不動産の基礎知識習得プログラム、不動産調査や不動産取引の実践的プログラムを採用しています。コンプライアンスに関するプログラムとしては、外部の専門家をMRAに招き、全従業員(契約社員等を含む)を対象に、法令順守・社会規範尊重の徹底、利益相反の防止等について集中研修を年に一度実施しています。

研修プログラム
丸紅リートアドバイザーズ, 株式会社ディ・エフ・エフ

研修等の受講実績

研修等の受講実績

こちらの表は横にスクロールしてご覧いただけます。
2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年
従業員一人あたりの
平均研修受講時間(4-3月)
7.8時間 11.7時間 13.3時間 13.1時間 6.0時間 12.5時間 12.8時間 16.4時間
職業上の研修を受けた
従業員の割合(1-12月)
88.8% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
サステナビリティに焦点を当てた
研修を受けた従業員の割合(1-12月)
32.5% 40.8% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
丸紅リートアドバイザーズ, 株式会社ディ・エフ・エフ

パフォーマンス評価

パフォーマンス評価

MRAでは、全従業員(契約社員等を含む)を対象として、パフォーマンス評価及びレビューを実施しています。

パフォーマンス評価は、優れた社員を適切に評価し、将来のキャリアを具体的にイメージしやすくするために新しい挑戦を評価する姿勢を重視しており、成果評価と行動評価の両面から従業員の働きぶりを評価します。成果評価では目標の達成度やその過程を、行動評価では役割に応じた行動が発揮されたかを基に評価します。また複数の評価者が関わることで、評価の公平性と客観性を担保しています。
なお、上記のパフォーマンス評価を含む人事制度全般について随時見直しを行っており、直近では、2020年及び2024年に人事制度全般の改定を行っています。

評価方法は、期初に会社や組織の目標を基に設定した個人の目標を、上長との面談を通じて業務の方向性を確認することから始まります。その後、期中に実施する中間面談において目標の進捗状況を確認しつつ、必要に応じて軌道修正を行います。期末には、フィードバック面談を実施し、年間の業務成果を振り返り、評価結果や次年度以降の活動や今後のキャリア形成などを共有しています。
評価結果は従業員の報酬に反映されるほか、部署異動や出向の機会を通じて、多様な経験を積みながらキャリアを築けるよう支援しています。

MRAではこれらの評価制度を通じて、自己反省や相互理解・納得度を高め、従業員の意識改革と成長を促進し、社内外で活躍できる人財の育成を目指しています。

丸紅リートアドバイザーズ, 株式会社ディ・エフ・エフ